リトル比良トレッキング(岳山~岩阿闍梨山~寒風峠)

今回は、JR近江高島駅を出発し、リトル比良を縦走、JR北小松駅でゴールの縦走。

ザレた道、ちょっとした岩場、木立などヴァラエティに富んだコース。ただ、そろそろ気温が上がり始める季節になったので、低山では暑い。そしていろんなムシが出てくる。俺にとっては厳しい現実。

少々バテながら(いろんなムシを見たことで精神的にも)、ゴール近くの楊梅の滝が見えるところへ。

楊梅の滝

とりあえず近くまで行ってみる。ガイドブックによると、そこから下山できるようなんだが、道が判然としない。これかな? と思う道はあったんだけど、結構切れ落ちてて着かれた足で行くのに危険を感じたので引き返す。

さらに少し降りると、雌滝への分岐があったのでそちらにも進んでみたが、これも急坂で怖かったので引き返す。

登山道入り口まで降りたところにあった地図によると、やはりルートはあった模様。今度は逆に辿ってみてもいいかもしれない。

そして登山靴の話。今回も岩阿闍梨山あたりで痛くなったので見てみると、やはり水ぶくれ。そこで、ショップの人からの最終アドバイスである痛めそうなところへの事前テイピング(今回はすでに痛めてしまってるが)をしてみると、これがすこぶる調子がいい。足の動きの自由度は下がるけど、痛みは大幅に緩和。次回以降は、最初からかもしくは下山を始める前にテイピングをしてみようと思う。

歩行距離:11.922km。

トレッキング(武奈ヶ岳)

以前からなかなかいいと聞いていた比良山系最高峰の武奈ヶ岳へ。

ガリバー青少年旅行村に車を停め、アプローチ。

その名の通り、広葉樹が広がる明るい森は歩いていて気持ちがよい。また水場も多くその点でも清涼感があった。ただ、その分、渡渉が多く、旅行村近くの八淵の滝は、死亡者多数の立て札もあり。

大摺鉢

「初心者はこちら」のとおりに進んでも大摺鉢での渡渉がある。岸から岸に渡された鎖と、岩に打ち込まれた鉄製のくさびを頼りに渡渉するんだけど、流れも急でかなりの緊張感。足の自由が効きにくい登山靴で、20kg近い(どうも18kgぐらい。20kgはなかった模様)荷物を背負いながら、足を滑らせたら浮かんでこれるのかなあと思いながらなんとか渡る。……正直こんなのでビクついてたらどこにも行けんのだろうな。

その後も進んでいくが、激しい疲労が襲う。この時期にしては暑かったので、それもあるんだろうけど……とか考えてて思い当たったのがシャリバテ。朝、いつもに比べてあまり食べて来なかった。おそらくこれ。やっぱりいつもぐらい食べないとダメだな、勉強になったと思いながら重い身体を引きずって山頂へ。

武奈ヶ岳山頂

山頂は比良の山々が見渡せ、実に気持ちよい。しばらく風に吹かれてから北稜を下山。これがまた滑る滑る。今までで1番滑ったんじゃなかろうか。疲労で足の踏ん張りが効かなかったのが大きいと思われる。

そして靴。スマートウールの靴下で足の蒸れは大幅に緩和されたんだけど、右足第五指、第一指の裏側の痛みは相当。最後のほうは左足も痛くなってくる。次回は下山前にテイピングしてみようと思うけど、やっぱり靴が合ってないのかな……。

ともあれ武奈ヶ岳は非常によかった。また違うルートから登ってみたい。

歩行距離:9.015km。

トレッキング(御池岳)

G.W.中に家族とともに御池岳に。

いつものように鞍掛トンネルに向かうが、8号線を曲がってから、306号線が鞍掛トンネルで通行止めになっているという注意が繰り返し表示される。西口の駐車場までは大丈夫だろうと進むと、トンネルの入り口できっちり通行止め。

すでに駐車場には10台以上の車が停まっていたが、空いたスペイスを見つけ、登山開始。

新緑を期待していたが、あたりは結構茶色。冬枯れ? 少々残念に思いながら鈴北岳まで。同行者の歩行速度を考え、ここでピストンし下山。

山行としては以上だったけど、今回の俺のテーマは足元。ずっと合わなかったスカルパのトリオレプロ。先日購入店で相談したところ、以下のアドバイスをもらった。

  1. インソールを替える
  2. ソックスを替える
  3. 歩き方に注意する

まず、1については、インソールで足の位置がずれないようにすることで、当たることを抑制する。また、踵をサポートして疲労も抑え、足裏の痛みを緩和させるということで、スーパーフィートのグリーンを購入。店頭で試し履きをしたところ、かなりのサポート力で、足も動きにくくなった。

http://www.amazon.co.jp/Superfeet-SUPERFEETTRIMFITGREEN%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%88-D-25-5-27cm/dp/B004MPT5QE

2については、ウールの靴下の使用を勧められた。俺は汗をよくかくほうなので、化繊の靴下のほうがいいと思ってたんだけど、ムレを防ぐという観点でもウールがいいとのこと。夏でもか? と尋ねたら夏でもと。じゃあ化繊のメリットは? と尋ねたところ、価格が若干安いといまいち納得がいかない回答。ただ、勧められたのが以前から欲しいと思ってたスマートウール)トレッキングヘビークルーだったので購入。

http://www.amazon.co.jp/smartwool-%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%98%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC-%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%93%E3%83%BC-NV/dp/B000UZDB1U

3については、小股で歩くということと、下りで傾斜を緩和するために斜めに歩くなどの常識的な話。まあゆっくり歩けば痛みが少ないことは判ってた話なんだけど、この靴を使い続ける場合は、靴に合わせる歩き方も必要なのかもしれないなと。

――で、今回の山行では、インソール、ソックスともその効果を発揮した。インソールについては下りでも足の動きが明らかに少なくなったし、ソックスについては……段違いのムレの少なさ! それにクッション性も抜群。歩行時間が短かったので、断定はできないが、相当よさそうだ。あとは夏の暑い時期にどうだろうってところか。

あ、それとバックパックもかなり前に購入していたグレゴリーのバルトロ75をデビューさせたンんだけど、こいつがまたすごかった。試し背負いのときから左の腰骨が当たってて、その点は今回も一日中気になってたんだけど、それ以外の背負い心地は完璧。背負ったのは、多分20kgほどだったと思うんだけど、オスプレーのアトモス50で15kgを背負うよりずっと楽。さすがはバックパックのロールスロイス。いやぁ、悪いけどもうアトモス50背負う気が激減した。50lクラスもグレゴリーで買いたいなあ。

http://www.amazon.co.jp/GREGORY-%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%83%BC-BALTORO-75-%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AD75/dp/B00BQW8MZG

歩行距離:4.912km。

トレッキング(藤倉山~鍋倉山)

カタクリの群生地を見たいというリクエストで、足の悪い家族と友人の方の3人で少し遠出をして福井の藤倉山~鍋倉山のコースへ。

あいにくカタクリはすでに終わっていたんだけど、雪の残る白山など眺望は素晴らしかった。

何組かのパーティとすれ違ったけど、どれもそれなりに本格的な登山パーティだったので少し驚き。

コースタイムは4:25だったけど、9時間以上かかった。まあでもよく歩いたと思う。

下山後、ほっと今庄でおろし天そば。相変わらず美味い。

歩行距離:7.605km。

トレッキング(綿向山~竜王山)

初心者向けの冬山としても有名な綿向山。

初めて行ったんだけど、駐車場も登山道もよく整備されており、気持ちがよい。

朝も早めだったので、人もおらず、軽快に登る。

7合目を過ぎたあたりだったろうか、日陰の谷にはまだ雪が残ってた。

その後、斜面につけられた少々細い登山道を行く。落ちても運が悪くない限り即死はしないだろうけど、動けなくなることは十分にありえる。ソロなので、このあたりはすごく緊張する。

幸い何事もなく通り過ぎ、頂上へ。眺めがよい。

綿向山頂上からの眺め

ここから竜王山へ縦走。気持ちいい稜線歩き……と思ったのもつかの間、かなり急傾斜の道を下る。以前なら感じたであろう恐怖もない。危険は感じるけど。これは進歩なのか、それとも悪い意味での慣れなのか? ともかく慎重に下り、アップダウンを繰り返しながら竜王山山頂へ。

竜王山登山口まで下り、林道を歩いて御幸橋駐車場へ。来た時には1台もなかった車が6台に増えていた。

今回問題だったのは登山靴。過去最悪の靴ずれ。左足第一指上部の皮がむける。拇指球やら小指やらの痛みもひどい。

友人との山行では、(俺にとっては)ゆっくりとしたペイスだったので表面化しなかったので、足が慣れてきたのかなとか思ってたが、とんでもなかった。自分のペイスで歩くとこれだから……。ショップに相談してみよう。

歩行距離:8.306km。だけど、明らかにおかしい。かなり切り返しの道が多かったから、GPSがきちんと捕捉できてなかったんだろう。

(付記)
ショップに相談したところ、ソックスを替える、靴をストレッチャーにかけるなどの提案をしてもらったが、まずは一度持ってきてくれとのこと。時間を見つけて持っていく。

トレッキング(愛宕山)

「どう旅」メンバーを連れて4度めのトレッキングは愛宕山。

小学校に上がるかどうかという頃に1度だけ登ったが、とにかく階段が多かったなという記憶。

まあ正直山としてのおもしろさはあまりないんだろうけど、やはり京都にいる以上、愛宕山に登ったことがないってのはマズい。

そんなわけで清滝までバスで行き、表登山道(というのかな?)からアプローチ。

記憶どおり階段が続く山道だけど、勾配はほぼ一定で登りやすい。同行のIも前回よりは余裕を持って登る。

山頂では家族から頼まれた「火迺要慎」の絵馬を購入。

帰路は月輪寺経由。空也の滝を見て清滝まで。

特筆すべき点もない山行だったけど、Iがかなり山に慣れてきて、歩行が安定してきたのは収穫。下りでは足がプルプルしてたけど、以前の転がり落ちるような降り方に比べれば格段の進歩。

また、登山靴による足の痛みは相変わらずだったが、階段が多かったせいか今までよりはマシだった。

歩行距離:9.873km。

トレッキング(鍋尻山)

フクジュソウを見たいという足の悪い家族を連れて、鍋尻山へ。

まず登山口がある廃村の保月に向かったんだけど、ここまでの道が過去最高の険しさ。曲がりくねった林道は、ときに片側がガードレールもなく、慎重に1時間ほど走ってやっと登山口。登る前にだいぶ疲れた(笑)。でもこんなもんなんだろうね。

気を取り直して登山開始。ゆるゆるとした斜面をゆっくり登って行くと次第次第に急登に。家族はかなりきつそうだったけど、ダブルストックのおかげでなんとか進む。

そして時間をかけながらもついに石灰岩の合間にフクジュソウが咲く景色が。あまり花には興味がない自分でもなかなかきれいだと思うような眺め。

家族がここでギブアップし、写真を撮りながらゆっくりしている間に急登を登りつめてみると、そこからは穏やかな斜面が頂上まで続く。南側に鈴鹿の山々も見え、気持ちがよい。

しばしの休憩後、急斜面を登りよりもさらに慎重に降りて行くと、2人の高年男性。岐阜から来たとのこと。さらに登山口近くまで降りてくると、男性2人、女性3人のパーティも。こんな行きにくいところでもみんな来るもんなんだなあ。

帰路の林道走行では何台かの車とすれ違う。絶対離合できねーと思ってたが、相手は地元の人。うまく離合できて一安心。

歩行距離はGPSを切ってしまっていたため計測できず。でもたいしたことはない。

トレッキング(比叡山)

「どう旅」メンバーを連れて3度めのトレッキング。雲母坂から比叡山頂を経て横高山方面へ縦走、八瀬登山口バス停へ降りるルート。

これまでの山行でもっとも高低差が激しいルートだったが、前半、比叡山頂までの半ばぐらいにある水飲陣屋跡にたどり着く手前で早くも弱音が(笑)。

休みながらなんとか山頂に到着。二頭三角点を確認してから展望台で昼食。前から思ってたんだけど、ここで中国人・韓国人に遭遇する確率が非常に高い。なんかあんの?

ここからは奥比叡ドライブウェイに沿ってのルートで、緩慢な登降を繰り返すんだけど、どうやら疲れた身体には骨だったようで、クレイムがつく(笑)。

玉体杉を通り越して、京都一周トレイルの「北山12」の標識から下り。が、あんまり人が通っていないようで、かつそれなりの傾斜をトラバースするところもあり、後ろから見ていると結構必死に歩いているように見受けられた。

また、1/25,000の地図にはないルートで、最後のほうに渡渉があり、ホントに渡れるのかなあ、渡れなかったら登り返すぞという話をしてたら、泳いででも渡るとかまさに遭難者の発言をしだしたので戒めつつ(笑)、その場にたどり着くと……めっちゃ倒木。めっちゃがけ崩れで登山道一部崩壊。川の先に道は見えてるのにねえ。こりゃ登り返しかなあとつぶやくと放心状態で座り込むI(初めてイニシャルを)。

近くに寄ってみると、残念ながら幸運なことに迂回ルートが設定されてたので、川をわたって登山口バス停に。今回はかなりハードだったようだ。まだまだ体力をつけてもらう必要がある。あと減量。

なお、トリオレプロについては、拇指球等第一指周辺のほのかな水ぶくれと痛みは相変わらず。下りでの足先の当たりについては、当たることは当たったが、Iに合わせてゆっくりと降りたため、痛みはなし。そして前者については「蒸れ」が要因のそれなりの部分を占めてるんじゃないかって気もしてきた。まあ来月にはなんらかの形で相談が必要だろう。

歩行距離11.368km。歩行時間(休憩含む)6時間53分。

P.S.帰ってから花粉症が大変なことになった……。

トレッキング(鶏冠山~竜王山)

おなじみのルートでの山行の目的は3点。

  1. 新たに購入したオスプレーのバックパック アトモス50のチェック
  2. 前回の山行に引き続き、スカルパ・トリオレプロGTXのチェック
  3. 前回の山行で、おじいさんが身軽に登ってた岩の斜面(鎖あり)の練習

それぞれ以下のとおり。

アトモス50

  • 50Lの容量があるので、今までより少し荷物を詰めてみた(12~3kg)ところ、ちょっと重心が上かつ後ろの方にあるように感じた。ただ、これは朝急いで出たためにパッキングがかなり悪かったのでそのせいだと思われる。次回きちんとパッキングして再チェック。剛性には不安は感じなかった。
  • 雨蓋のサイズはともかく、口が狭いため、非常に物が入れにくい。ハードレイヤー入れるの諦めたもんな。まあ正面におおきなポケットがあるのでそっちを使えってことかもしれんが、これはいただけない。
  • 同じくウェストベルトのポケットも口が狭い。そちてこっちは容量も小さい。iPhone入れるの諦めたもんな。
  • サイドポケットがストレッチ素材でできていて、上に加え斜めにも口が開いているので、ナルゲンボトルを斜めに挿してみた。なるほど、パックを背負ったままの取り出しは容易で助かる。しかし、収納はどうだ。当然片手でしか操作できないところに来てストレッチ素材。ボトルを押しこむのに一苦労。脇腹がつりそうになった。超いただけない(何かやり方があるのか、これ?)。
  • 歩行時に臀部の上の方の外側(ほとんど腰に近い部分)の筋肉が疲労したんだけど、これは今までにない。いいこと(?)なのか悪いことなのかは判らない。

こうやって書いてみるとマイナス点が多いんだけど、全体的にはさほど不満を感じてないのはなぜなんだろう。

あ、そうそう。ショルダーハーネスやウェストベルトを調整できるんで、帰ってからいろいろやったら、背負い心地がよくなった「気がする」。次回チェック。

トリオレプロGTX

  • 12~3kgの荷物を背負ったけど、しっかり支えられる感は素晴らしい。ソールが薄いと地面に食い込む感じがあるんだろうけど、そんなところは微塵もなく、頼もしい。
  • 前回に比べても、滑ることが少なくなった。この部分も安心。
  • 靴紐の締め方を変えてみた(フックの下から通すのではなく、上から通す)ところ、甲の部分のフィット感は増した。
  • 下りが多い道を選んだところ、それでも左右両方の第一指と第五指が当たる当たる。下山してから見ると第一指は問題なかったが、第五指は水ぶくれまでには至ってないものの皮がふやけてた。うーん……。
  • また拇指球のあたりも靴ずれのような痛みがあり、こちらもふやけてる……。

とにかく現状足にフィットしていないのがかなりな問題。こんな山行でこれでははっきり言って使えんでしょ。あと数回登ってもこの様子だったらショップに相談。ストレッチャーである程度対応できるとは言ってたし。でもこんなスエード/ナイロン製でも効果あるのかね……。

岩の斜面

  • 慎重に登ればたしかに手をつかずに登れる。
  • ルート選択は重要。闇雲に登ればあとで詰む。
  • ということは判ってたつもりだったんだけど、この場合、思ってた以上にシビア。すべての足を置く場所について正しいイメージが事前にないとアウトだから。
  • 練習だな。

歩行距離9.343km。

http://www.amazon.co.jp/OSPREY-%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC-%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A2%E3%82%B950-%E3%82%AA%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89-L/dp/B005DFKGE2

トレッキング(鶏冠山~竜王山)

定番ルート。今日の目的は先日購入した登山靴スカルパ・トリオレプロGTXのチェック。

今までは夏の低山ばっかりだったけど、できれば森林限界を超える山とかテント泊での縦走とか冬山とかにチャレンジしたいという思いがあり(できるかは不明……)、しばらく前から登山靴の購入を検討してた。

というわけで希望する登山靴の要件は下記のとおり。

  1. 森林限界を超える山(岩稜帯)に対応する
  2. テント泊での縦走に対応する(重い荷物を背負える)
  3. セミワンタッチアイゼンが装着可能(積雪期の低山へ対応)
  4. でもメインは無雪期の低山なのでなるべく軽快なほうがいい

1~3と4がまっこうから対立することは承知のうえで登山ショップでいろいろ話を聞いたんだけど、やっぱりこの両立は難しかった(笑)。

結局中級登山対応のハイカットブーツからの選択ということで、フィット感があり、セミワンタッチアイゼンを使用できるトリオレプロかローバーのトレック(革靴)の2足が候補に残ったけど、セミワンタッチアイゼン装着のメリットを取って、トリオレプロに決定した。

そして今回デビューとなったわけだけど、インプレッションを箇条書きで。

  • 両足で1.64kg。今までのトレッキングシューズに比べるとかなり重い。これを履いて電車に乗るとか絶対ムリ。
  • ソールの厚さと硬さには安心感がある反面、路面の状態が判りにくい。
  • 足首のホールド感はハンパなく捻挫する気がしない。動きにくさは最初が感じたが次第に慣れる。
  • これらがあいまって歩行スピードが出ない。よって疲れない。
  • ザレたところでのグリップ感は素晴らしい。下りでいつもは滑りそうになるところもかなり安定。
  • 岩の上が結構滑る感じ。岩稜帯に適してるんじゃないの? これはちょっとショック。
  • 木の根や濡れた岩で滑るのはまあ致し方なし。
  • ちょっとした渡渉やぬかるみを歩いてもゴアのおかげでまったく濡れない。安心感。
  • もっともショックだったのが下り。あれだけ試し履きをしてフィット感をチェックしたはずなのに、小指が当たる。今回のようなライトな山行でも、帰宅後、ほんの少しだけど痛みがあった(変色などはなし)。これは痛いなあ……。
  • なお最後のほうは慣れてきて、だいぶ歩行スピードも出るようになった。

総じて靴としての出来は文句はないんだけど、小指が当たるのが……。もうしばらく試してはみるけどどうしようって感じ。

あと今回ショックだったことが一つ。途中ちょっとした岩の斜面(鎖あり)があって、俺はいつも手をついて登ってるんだけど、結構いい年のおじいさんが立ったまま軽く登っていった。連れのおばあさんがへっぴり腰で登ってるのを「ルート選択が悪い」とか言いながら。

今度練習しよう……。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%91-%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%97%E3%83%ADGTX-41-26-1cm/dp/B00ACCV1AE