2015-07-30のニュース

『女騎士さん、ジャスコ行こうよ 3』伊藤ヒロ(KADOKAWA/メディアファクトリー)読了

なんの内容もなく、そのことを作者も自覚しながら書いているため、ストレスなく読め、暇つぶしになる、というのが本シリーズの評価だったんだが、今回作者が色気を出したのか(もともと書きたかったのか)、自治体の町おこし的環境整備の話とか、自治体とボランティア的職員の関係とかとぶっこんできたため、話がとっちらかった印象がある。

本作品について、個人的には許容範囲だったが、あまりブレてはいかないほうが楽しめるのかなという気はする。

それから最後に入れてきたばあちゃんネタ。ミステリィではよくあるネタで、どのように叙述するかが作者の腕の見せどころなんだが、本作品ではあまりにも乱暴かなと。

2015-07-29のニュース

2015-07-28のニュース

『吸血鬼と精神分析』笠井潔(光文社)読了

図書館で見かけてなんとなく手にとった矢吹駆シリーズ第6作。間をだいぶすっ飛ばしてるがいいだろう。

正直ミステリィとしての輝きはあまりなく、ほぼ哲学論議が主題。今回、その部分をあまり楽しめなかったので、俺にとっての本書の魅力は低かった。

あ、でも駆とナディアに会えるというのは、それだけで魅力だな。懐古主義と言われようが、やっぱり懐かしい顔に再会できるのはうれしいものだ。むろんそのときの彼・彼女らが輝いていればなおのことうれしいんだが。

『艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 瑞の海、鳳の空 1~2 <艦隊これくしょん>』

まあなんだ、イチャラブが楽しい艦これ小説。

次が最終巻で、なにやらネタが火を吹くそうなので、楽しみにした。

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『村上海賊の娘 上巻・下巻』和田竜(新潮社)読了

前半の退屈な展開と主人公のヘタレ具合を少々ウンザリしながら読んでいたが、後半に入って一気に潮目を変え、1日の戦いを濃密に描くあたりは、これぞエンターテインメントと感心させられた。

が、「のぼうの城」でもそうだった(原作未読。映画の話)んだが女性主人公のその後が……。史実でとっている行動が、本書で描かれている姿からそのまますなおには想像できないため、ああ、これフィクションだねと襟元を掴んで一気に引き戻される感じが個人的にはいただけない。

まったく気にならない人もいるんだろうが、俺はちょっとなあ。

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2015-07-25のニュース

2015-07-24のニュース