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トレッキング(御池岳)

5/18に途中で引き返した御池岳。やはり休日を避け、一昨日6/1に再度登りに行ってきた。

当日の天気予報は、基本的には晴れ。が、またまた上空の寒気の影響でところにより雷雨や竜巻という先日と同様の但し書き付き。

不安を覚えながら登山口にたどり着くと……ガス。多少気を落としながら登り始めると、だんだんと晴れてくる。

御池岳への道

そしてだんだんと見えてくる光景。先日は見えなかったがこれは気持ちいい。気分をよくしながら鈴北岳山頂にたどり着く。

鈴北岳山頂付近

いやぁ素晴らしい。平頂峰ならではの風景はまるで高原。室堂を思い出す(もちろんあれほどのスケールはないけど)。これはなかなか贅沢だ。

そのまま「日本庭園」と呼ばれるあたりを歩きながら丸山山頂からボタンブチへ。

ボタンブチからの眺望

切り立った岩場になったボタンブチからの展望は見事。少しガスがかかっているが、十分に絶景を楽しめた。なお、2月下旬に御池岳で遭難し、4月末に発見された方がいたとのことだが、ここから滑落されたのではないかという話(写真にも供花が見える)。

けして他人事ではない。特にソロ山行をしていると、ほんのちょっとしたことが文字通り命取りになる。

なんとなくしんみりしながら下山。歩行距離:8.518km。

『クドリャフカの順番』米澤穂信(角川書店)読了

少し時間をあけると、キャラクターが鬱陶しく感じるが、しばらく読み進めると慣れるのでまあそれはよし。

今回の舞台は文化祭。相変わらずミステリとしてはおもしろくもないが、いやー、やっぱり文化祭はいい。『ビューティフル・ドリーマー』を引くまでもなく、少しの非日常と喧騒が醸しだす独特の雰囲気。定番ではあるが鉄板。それを楽しめたんで十分。

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『人はなぜ恋に落ちるのか?―恋と愛情と性欲の脳科学』ヘレン・フィッシャー(ソニーマガジンズ)読了

いきなりだが引用。

 こうした発見に刺激され、わたしはさらに幅広い考えを抱くようになった――恋愛感情はおもに脳内の動機システムであり、それは要するに、人間の根本的な交配衝動だと信じるにいたったのである。(p.126)

本書では、このことの傍証として、さまざまな実験や動物観察の結果を示し、ドーパミン、セロトニン、ノルエピネフリンなどが恋愛に大きな役割を果たしているというような主張をするわけだけど、ま、そのあたりはいい。脳の研究は緒についたと言えるかどうかの段階だし。

ただ、人間が動物であり生物である以上、これは自明のことだろう。人間の脳だって、その働きは化学反応「に過ぎない」のに、どうも特別視したがる人がいるのに首を傾げる。自分が1個のシステムであるということに対して自我の不安を覚えるからなんだろうか? そういった不安への回答も少々長いが本書から引用する。

 ただひとつだけ、たしかなことがある。科学者たちが脳内の地図をどれほど正確に描き、恋愛の生物学を解明したとしても、この情熱の神秘と高揚感が損なわれることはありえない。これは自分の経験からいうことだ。
 人に、恋愛にかんする知識が個人的な生活にどう影響をおよぼしたのか、聞かれることがある。そう、たしかに知識は増えた。それに理由は自分でもよくわからないが、前より安心感が増したように思う。自分がこんなにあれこれ感じてしまうのはどうしてなのか、前よりわかるようになったからだ。周囲の人たちの行動も、ある程度は予測できるようになった。それに自分や他人に対処するための道具をいくつか手にすることもできた。
 しかし恋愛を理解したからといって、感じかたまで変わったわけではない。ベートーベンの第九の楽譜をすべて知っていたとしても、それを耳にするごとにおぼえる興奮が変わらないのと同じだ。レンブラントが絵の具をどう混ぜ、どう塗ったかについて正確にわかっていたとしても、彼の肖像画を目にすれば、全人類にたいする圧倒的な共感をおぼえずにはいられないのと同じ。恋愛にたいする知識に関係なく、わたしたちはみな、恋の魔法を感じるようにできているのだ。(pp.339-340)

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