2014-08-10のニュース

トレッキング(荒島岳)

どう旅2014の掉尾を飾ったのは北陸の名峰荒島岳の登山。

勝原スキー場跡の駐車場に車を停め、タクシーに乗ってみずごうの登山口へ。悪天の予報もあったけど、昼まではなんとか持ちそうな状況。とはいえなるべく早めに下山したいところ。

最初はゆるやかな林道・山道。特に厳しい道ではないが、Iが早くも音を上げる。とても登頂はムリだということで、Aと俺は先行し、登頂を目指す。Iはゆっくりとシャクナゲ平まで進み、下山してきた俺達と合流し下山するという計画にし、分かれる。

みずごう~小荒島岳 - 荒島岳

しばらく進むと木々は美しいブナ林へ。小荒島岳への分岐が出たので立ち寄る。

小荒島岳から眺める荒島岳

ガスっていて遠くの景色は見えなかったが、荒島岳の姿ははっきりと見える。堂々たる姿。

小荒島岳からシャクナゲ平まではほぼ平坦な尾根歩き。軽快に進み、シャクナゲ平で一息つき、荒島岳を目指す。ここからは急登。死者も出ているので注意というような看板も。

もちが壁 - 荒島岳

そしてほどなく現れたのが荒島岳最大の難所を言われるもちが壁。垂直に近いが、鎖や足場もあり、慎重に進めばさほど危険はない。何百mも転落するかも……というところはなかったので、個人的には恐怖はまったく感じなかった。とはいえ、岩場なので、滑落して頭でも打てば命にかかわる可能性は十分にあるので注意を怠ることはできない。

荒島岳山頂

その後も何か所かの急登を登りつめて山頂へ。一面のガスで展望はひらけなかった。残念。

しばし山頂を楽しんだ後、また急坂を注意しながら下り、シャクナゲ平へ。Iも到着しており、昼食を摂って勝原方面への下山を開始。

勝原コース - 荒島岳

こちらは中出コース(みずごうからのコース)よりは急坂だが、ブナ林が立派で目を楽しませてくれる。

進んでいくと、Iの疲労がひどくなってくる。少し進んでは休む、の繰り返しだが、次第に休む時間が長くなる。そんな中、強い雨が降ってきて、雷も鳴り出す。ところがIがレインパンツを持っていない。そこで、Iに俺のレインパンツを貸し、Aと俺が先に下山。駐車場でIのレインパンツを俺が借り迎えに行くことにした。

そこからしばらく降りると、スキー場跡に入ったんだけど、足元がガレており歩きにくい。おまけにおりからの雨で濡れており、スリップにも注意が必要。

とにもかくにも駐車場まで降り、念のための長期戦に備え、ペットボトルを補給後登って行くと、意外なほど近くまでIが降りてきていた。雨に濡れて涼しくなり体調が戻ったとのこと。いずれにせよよかった。最悪かつがなきゃならないかとも思ってたぐらいだったので。

そのまま無事下山。今回の山行は2人ともなかなかキツかった模様。俺はといえば、コースタイムを超えるようなゆっくりとしたペイスだったこともあり、非常に楽だった。

荒島岳はさすがの名峰だった。景色が見えなかったのは残念だけど。また、ピストンするなら勝原コースがヴァリエイションに富んでいて楽しいと思われる。

P.S.
勝原の駐車場で、百名山制覇を目指しているという男性に出会った。早朝から白山に登り、荒島岳に移動してきたとのこと。駐車場にテントを張り、翌早朝登るとのこと。なるほど、そういうやり方もあるんだな。

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トレッキング(御在所岳)

何回も計画を立てていながら、悪天候や急用などで行けていなかった御在所岳にやっと行ってきた。

中道近くの駐車場に停める。車から出ると、それほどひどくはないが一面ガスでムッとする。えらく暑いなと思いながら山行開始。いきなり結構な登り。

ゆっくり登って行くと次第に岩が増えてくる(出発前、トレランシューズで行こうという考えがちらっとだけかすめたけど、登山靴で来て正解だった)。で、このあたりからルートが判りにくい。要所要所には親切にペンキがあるんだけど、苦労して岩に取り付いて越えたと思ったらずっと歩きやすいルートと合流してた、なんてことが何回か。このあたりはいわば経験の少なさのなせる業か。

また、高度感があって怖いところがあった。もちろん普通に歩いていれば問題ないところなんだけど、もしも滑ったら……とか考えると足がすくみがち。

多少精神的なストレスも感じつつ本登山道のハイライトであるキレットに辿り着く。

御在所岳中道登山道キレット

ここは事前にネットで見ており、また実際に眺めても特に危険は感じなかった。が、いきなりこれが現れたらかなり躊躇しただろうとは思った。

ここも慎重に降り……たんだが降り過ぎて戻ることに。あまり周りが見えてなかったのか。

その後も(個人的に)怖いと思うようなところを通過しつつ山頂公園へ。暑さや精神的なものもあったんだろうか、結構疲れた。

御在所岳山頂付近

山頂公園からはいちおう山頂へ。以前ロープウェイで来たことはあるがいちおう。観光客もちらほらいた。

下りは裏道。中道に比べるとだいぶマシだけど、やっぱり怖いところはあるなと思いながらしばらく行くと河原歩きとなる。このあたりは結構楽しい。

御在所岳裏道登山道

そのまま藤内小屋を越えて進んだところでまたも道を見失う。というか裏道を進んでいるのに、裏道の方向指示板を見て、「こっちじゃないな」と勘違いをしたことが原因。幸い、土石流を止めるため(?)の巨大な鉄格子のような間をくぐって降りられた。

あとは国道に出て駐車場まで。

とりあえず感じたのはやっぱり高度感のあるところは向いていないということ。御在所岳のレヴェルが判らないけど、こんなので恐怖を感じてるようでは北アルプスなんかとても行けないだろう(もちろん槍とかは行く気もないけど、高山帯は行きたい。涼しいし)。登っていればある程度慣れはするんだろうけど……。

ともあれ今後の山行についていろいろ考えさせられるという意味で有意義だった。

(追記)
帰りに警察が登山届を回収しているところに遭遇した。初めて見たけどきちんとやってくれてるんだね。

2014-08-01のニュース