2013-05-20のニュース

2013-05-18のニュース

『レトリック感覚』佐藤信夫(講談社)読了

衝撃。

筆者いわく、もともとレトリックは「他人を説得し、言い負かす技術」であり、そこから「芸術的あるいは文学的表現の技術」へと歩を進めた。そして、それらは時とともに軽んじられるようになったが、じつはレトリックにはわたしたちの認識をより正確に記述するための「発見的認識の造形」という役割があったのだ――。

続いて引用。

森羅万象のうち、じつは本名をもたないもののほうがはるかに多く、辞書にのっている単語を辞書の意味どおりに使っただけでは、たかの知れた自分ひとりの気もちを正直に記述することすらできはしない、というわかりきった事実を、私たちはいったい、どうして忘れられたのだろう。本当は、人を言い負かすためだけではなく、こよばを飾るためでもなく、私たちの認識をできるだけありのままに表現するためにこそレトリックの技術が必要だったのに。(p.26)

唖然呆然。まったく筆者の言うとおり。どうしてそんなことを忘れられたのか、自らを省みて、その思慮の浅さに恥じ入るばかり。

さまざまなレトリックについての考察もなかなか興味深いものもあったけど、ある意味上記を指摘した序章1が俺にとってこの本のすべてといっても過言ではないくらい。

名著です。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E6%84%9F%E8%A6%9A-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E5%AD%A6%E8%A1%93%E6%96%87%E5%BA%AB-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E4%BF%A1%E5%A4%AB/dp/4061590294

『這いよれ! ニャル子さん 10』逢空万太(ソフトバンククリエイティブ)読了

アト子登場。フルネイムは銀アト子(笑)。決めゼリフは「身の程を知るのね、豚」(笑)。

命を懸けてるものの2つ目はアレだけど、ニャル子に出てきたキャラのなかで、個人的には1番好きかな(笑)。

http://www.amazon.co.jp/%E9%80%99%E3%81%84%E3%82%88%E3%82%8C-%E3%83%8B%E3%83%A3%E3%83%AB%E5%AD%90%E3%81%95%E3%82%93-10-GA%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%80%A2%E7%A9%BA/dp/4797371862

PC『WHITE ALBUM2』雑感

ここしばらく『WA2』についてしてたこと。

  • サントラを聞く
  • ドラマ「祭りの日 ~舞台の下の物語~」を聞く
  • ドラマ「一泊二日の凱旋」を聞く
  • ピロートークCD「幸せの日~ベッドの上の物語~」を聞く

特にピロートークCD、かずさの「忠犬はご機嫌斜め」は何回リフレインしたことか。

おかげで精神の安定をだいぶ取り戻せたので(笑)、そろそろ「IC」とかずさTrueのプレイに入ろうか……。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005QGJ158

2013-05-17のニュース

2013-05-16のニュース

トレッキング(武奈ヶ岳)

以前からなかなかいいと聞いていた比良山系最高峰の武奈ヶ岳へ。

ガリバー青少年旅行村に車を停め、アプローチ。

その名の通り、広葉樹が広がる明るい森は歩いていて気持ちがよい。また水場も多くその点でも清涼感があった。ただ、その分、渡渉が多く、旅行村近くの八淵の滝は、死亡者多数の立て札もあり。

大摺鉢

「初心者はこちら」のとおりに進んでも大摺鉢での渡渉がある。岸から岸に渡された鎖と、岩に打ち込まれた鉄製のくさびを頼りに渡渉するんだけど、流れも急でかなりの緊張感。足の自由が効きにくい登山靴で、20kg近い(どうも18kgぐらい。20kgはなかった模様)荷物を背負いながら、足を滑らせたら浮かんでこれるのかなあと思いながらなんとか渡る。……正直こんなのでビクついてたらどこにも行けんのだろうな。

その後も進んでいくが、激しい疲労が襲う。この時期にしては暑かったので、それもあるんだろうけど……とか考えてて思い当たったのがシャリバテ。朝、いつもに比べてあまり食べて来なかった。おそらくこれ。やっぱりいつもぐらい食べないとダメだな、勉強になったと思いながら重い身体を引きずって山頂へ。

武奈ヶ岳山頂

山頂は比良の山々が見渡せ、実に気持ちよい。しばらく風に吹かれてから北稜を下山。これがまた滑る滑る。今までで1番滑ったんじゃなかろうか。疲労で足の踏ん張りが効かなかったのが大きいと思われる。

そして靴。スマートウールの靴下で足の蒸れは大幅に緩和されたんだけど、右足第五指、第一指の裏側の痛みは相当。最後のほうは左足も痛くなってくる。次回は下山前にテイピングしてみようと思うけど、やっぱり靴が合ってないのかな……。

ともあれ武奈ヶ岳は非常によかった。また違うルートから登ってみたい。

歩行距離:9.015km。

2013-05-15のニュース

2013-05-14のニュース