2012-10-20のニュース

『筋肉の神マッスル 1~2』佐藤ケイ(アスキー・メディアワークス)読了

タイトルといいコンセプトといい、キャッチー。

しかし、惜しむらくは内容があまりにもマニアックさに欠けていること。「筋肉」と「おっぱい」が二本柱だが、そのいずれもマニアックさの欠片も感じられない。

少なくとも筋肉に関して、筆者には知識があるようなんだから、もっともっと変態的なほど筋肉を押せばよかったのに。……まあ商業的な判断から見送られた可能性はあるわな(笑)。

ストーリィ展開は標準的なラノベレヴェルで特筆すべき点はなし。ただ、艶乃神(これ、アデノシンって読むんだぜ?(笑))のキャラはかわいい。

まあ次巻以降はもっと筋肉をってとこだな。

http://www.amazon.co.jp/%E7%AD%8B%E8%82%89%E3%81%AE%E7%A5%9E%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB-%E9%9B%BB%E6%92%83%E6%96%87%E5%BA%AB-4-26-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E3%82%B1%E3%82%A4/dp/4048866303

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『萌えよ!戦車学校』『萌えよ!戦車学校 II型』田村尚也、野上武志(イカロス出版)読了

ひょんなことから入手したので読んでみた。

続刊もあるようだけど、2巻まででは、戦車の一般知識、それにおおむね第二次大戦までの戦車の歴史と戦術概略が書かれていた。

特に2巻になってからは、歴史的な戦車の個別のプロフィール的なものも多かったが、このあたりあまり興味が無いので退屈だった。現代の兵器についてなら興味はあるんだけど……。

まあ個人的にあまり進んで触れていくことのない分野の話なのでそれなりにはおもしろかった(いや、傾斜装甲とか避弾径始とかAPFSDSとか爆発反応装甲とかは知ってるよ、さすがに)。

続きを手に入れられたら読んでみたいが、まあ……ムリかな。

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『新世界より』貴志祐介(講談社)読了

物語の語り口は実に心地よく、幼年期・少年期・青年期の心の動きが繊細に表現されており好感が持てた(みんなちょっと賢すぎるきらいはあるけど)。

が、本書の世界観自体は吐き気を催すほどグロテスク。さらに、一歩離れて眺めると、そのグロテスクさを冷笑するかのように書いているようにも見える。(少なくとも世界観のグロテスクさは)もちろん作者の意図したところなんだろうけど、個人的にはあまり相容れないし、何度も読み返そうという気がしない(今のところ……)。

というか、本書の設定にはツッコむところも多いはずで、超能力の抑制にはその方法しかなかったのかという根本的なところからしてすでに疑義を呈することは簡単なんだけど、その気力すら失せてしまう。

あまり気持ちいいものではないけれど、爽やかさとグロテスクさが奇妙に入り混じった不思議な感覚は、一度味わってみても損はないんじゃなかろうか。

http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%88%E3%82%8A-%E4%B8%8A-%E8%B2%B4%E5%BF%97-%E7%A5%90%E4%BB%8B/dp/4062143232

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2012-10-19のニュース

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2012-10-16のニュース

『なれる!SE〈6〉楽々実践?サイドビジネス』夏海公司(アスキーメディアワークス)読了

短篇集。

1冊通じて技術話をメインにすえなくていい分、技術に関わるところではディープな話があった。つーか、Cisco関連では相当自分の技術が錆びついてる(忘れてる)ことを実感。やっぱ触ってないとこうなるよなあ……。と同時にまたネットワークを触りたい欲望もふつふつと。

それはともかく、ストーリィとしては「楽々実践?サイドビジネス」「今すぐ始める?検証作業」あたりは身につまされる話(笑)。そういうことってあるよね(笑)。また、キャラも確立してるのでキャラものとしても楽しめる。……アニメ化が近づいてる気がするなあ。

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%82%8C%E3%82%8B-SE%E3%80%886%E3%80%89%E6%A5%BD%E3%80%85%E5%AE%9F%E8%B7%B5-%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9-%E9%9B%BB%E6%92%83%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A4%8F%E6%B5%B7/dp/4048863509

映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語』鑑賞

舞台挨拶回はチケット争いに敗れたため、T・ジョイ京都の初日初回を鑑賞。というか初回すらチケット争いが激しく、取れたのは前から3列目。座ってみるとギリギリ視線がスクリーンの端から端まで届く感じだった。なお客層は前編と同じ。

感想だが、一言で言えば「TVの劣化版」。前編もある意味そうだったけど、ストーリィが加速度的に動く後編はその傾向が顕著。

もっとも興味があった10話のEDについても、なんのひねりもなく『コネクト』を挿入。余韻もへったくれもあったもんじゃない。

はっきり言って映画は新作カットを楽しむためだけのコアなファン層向け。あえて言うならあざとい商売。

『まどマギ』については絶対的にTV版がおすすめ。これから見る人には、1話ごとにいいところで切られ、地団駄を踏む感覚をぜひ味わってほしい(笑)。

そしてなによりなんとなく毎回聞いていたOPの『コネクト』が10話のEDで流れた時の衝撃を味わってほしい。

まあ映画版でよかったのはOPのまどほむの絡みかなあ。けどそれもTV版を見終わってるからこそとも言える。やっぱりファン向けだね。

でもって映画第3弾『叛逆の物語』。蛇足になってしまわないかという危惧はあるが、完全新作という意味で安心して期待できるところもある。そして書いておきたいのは虚淵作品でいわゆる「ハッピーエンド」は1つもないということ。ただの1つもな! どんなエンディングでもその時点では(一時的に)幸福であったとしても必ず将来に影が落ちてる(『ファントム』のアインエンドはうまく行けば平穏な生活……とも考えられるけどムリだろ)。よって『叛逆の物語』もそうであることに1000ペリカ!

最後に特典でもらったフィルムはさやかと杏子が戦うシーンでのまどかとの3ショットだった。個人的には外れ。