なんの内容もなく、そのことを作者も自覚しながら書いているため、ストレスなく読め、暇つぶしになる、というのが本シリーズの評価だったんだが、今回作者が色気を出したのか(もともと書きたかったのか)、自治体の町おこし的環境整備の話とか、自治体とボランティア的職員の関係とかとぶっこんできたため、話がとっちらかった印象がある。
本作品について、個人的には許容範囲だったが、あまりブレてはいかないほうが楽しめるのかなという気はする。
それから最後に入れてきたばあちゃんネタ。ミステリィではよくあるネタで、どのように叙述するかが作者の腕の見せどころなんだが、本作品ではあまりにも乱暴かなと。