映画『のぼうの城』鑑賞

全体としておもしろかった。以下箇条書きで。

  • 野村萬斎は「成田長親役」としてふさわしかったかは疑問。けどあの田楽踊りは素晴らしい。あれは彼ならではのパフォーマンスだったと思うし、あれだけでも出た価値がある。
  • なんだか佐藤浩市はどんどんカッコよくなってくる気がする。今後「名優」と呼ばれる人たちの仲間入りをするかもな。
  • 本作品で1番気に入らなかったのは開戦を決定するプロセス。居丈高に降伏を求める長束正家に対し、長親が「嫌なものは嫌なのじゃ!」とキレ、開戦に至る。で、長親は開戦を決意した理由として、「強い者が弱い者を蹂躙することは許されない」というようなことを言うんだけど、これがいかにも唐突。それまでも長親が農民らに混じり仲良くし、また慕われていることは描かれてはいたが、弱い者を守りたいという思いを示すような(少なくとも直截的な)描写がなかった。農民と混じってる姿も慈しんでるというより自分が楽しんでるだけ感満載だったしな。ここが1番引っかかった。
  • で、次に気に入らなかったのは甲斐姫の扱い。なんであんなおいしいキャラなのに攻防戦で活躍させなかったのか。見せ場を作ってもよかったと思うんだけどなあ。伝承でも戦ってたことだし。最後、長親に冷たくあしらわれるからあまり感情移入させないためか?
  • 最後。CGがヘボすぎる。樋口さんェ……。

とまあ文句はつけたけど、まずまずだったんじゃないでしょうか。機会があれば原作も読んでみたいな。

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