プラチナトロフィー獲得。Steamで割引販売されていた際に購入(3,400円)。
打越作品らしく、最後にきれいにつじつまを合わせるカタルシスはあったものの、これまでにプレイしてきた作品(『Ever17』「極限脱出シリーズ」)に比べると少し弱く感じた。その理由としては、「Psync」が物語の核としてすべてを背負わなければならなかったわけだけど、装置(仕掛け)として、少し力不足だったのかなと。
ゲイム性については、個人的に「Psync」がストレスだった。夢の中の話なので、解放は基本的に不条理で、何をすればいいのかが判りにくい(もちろん、夢の中なりのロジックはあるんだけど……)。結局途中から攻略サイトを見てプレイした。「狙撃イベント」もいらなかったかなぁ。ちょっとしたスパイスということなんだろうけど、俺としてはストーリィを楽しみたいので、どちらかというと割り込みに感じた。でもこのあたりは個人差が大きい気もする。
最後に。ラストのダンスにはたまげた。瞳もフツーに踊ってるし。まあ本編でもダジャレがキツかったり、トンデモな部分があったり(みずきの身体能力とか)するので、作風だと言われればそうかもしれない。個人的には宝塚のレビューみたいなもんかなと考えて腑に落ちた。
どうも書いてみると文句ばかりになってしまったけど、本編はきっちりしてるし、機会があればプレイしても損はないと思う。……でも定価で買うのはアレかな。