キャンプ(笹間ヶ岳)

先日のソロキャンプのエントリを見た友人から、「―5℃は寒すぎるんじゃないか」との疑義が呈された。

その日の気象庁発表の最低気温が―1℃、標高が432mの山頂なので、2.6℃ほど下がって-3.6℃、地面で寝ているからそれより下がって、―5℃になるかならないかかな……という計算だったんだけど、たしかに低すぎる気もする。

そこで、今回、予想最低気温が―1℃になる日、あらためて同じ山でテント泊をしてみることにした。ちなみにもう一点、新たに購入したマット、サーマレストのネオエアーXサーモのテストも兼ねている。

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夕方から出かけたんだが、2回目で気の緩みがあったのか、サーモスのボトル、LEDランタン、アルファ米の持参を忘れる。前2者はバーナー、ヘッドライトで、後者はコンビニでおにぎりを購入しての対応となったが反省しきり。

山道はまだまだしばらく前の雪が残っており、一部はアイスバーン化している。折しも翌早朝からの雪が予想されており、注意が必要だなと考えながら進む。

山頂に到着。薄く積もった雪の上にテントを設営し、夜景が見える大きな岩の上で夕食を摂るところでまたミス。岩の上もところどころ雪や氷があったので注意していたつもりだったんだが、不用意に置いた水筒が倒れたのが氷の上。あっという間に滑ってカランコロンと小気味いい音を立てながら闇の中へ。水筒でよかったとはいえ、自分の間抜けさに呆れる。

トラブルはあったものの、食事を終え、テント内へ。時間は20時。気温を見ると0.5℃。1時間ほどテント内で本を読んだりしてまた気温を測るとちょうど0℃。順調に下がりそうに思えたので、あとは翌朝測ることにして就寝。

ネオエアーXサーモはすごかった。地面からの冷えをまったく感じない。信じられない暖かさ。本格的な雪山でも十分対応可能だろうと思わせる。ただ、エアマットなので、そういうところに持って行くには信頼性に欠けるという二律背反……。

この日は0時ごろから雪起こしのすごい風が吹き、3時ごろから氷混じりの雪が降り出す。5時に起床し、外を見ると一面の雪。雪山のノウハウは机上でしか持たないので、正直若干の焦りはあったが、装備もしっかりしてるし、よく知った低山だしと落ち着いてから、気温を見ると……0.5℃。「あっれえ?」という気分とともに体感でもそんなもんかなと納得する気持ちも。

というか体感では前回のほうが寒かったが、それはマットによる冷えが影響していたのかもしれない。ともあれいちおうの結論は出たので、あとは帰るのみ。

雪の中でのテント撤収は鬱陶しい。きれいにたたんでもいられないので、まとめてバックパックに放り込む。さすがにアイゼンはいらないだろうと下山の途につくが、雪に隠れて見えないアイスバーンに足を取られて転ぶこと2度、雪で滑って転ぶこと1度。

雪まみれになりながら帰ってきたけどなかなか楽しかった。

劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』鑑賞(2回目)

2回目の鑑賞でも大きく印象が変わる部分はなかったので、心を動かされた場面を3つ。

  • 合宿で、早朝、千早と春香が海岸沿いをジョギングするシーン
  • ライブ前のアリーナで春香に声をかけられた美希がそっと手を挙げるときの表情
  • アリーナライブ、開演の幕が上がったときの春香の表情

近くでやってくれればもう1度見るんだけど……。

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『「豊かな地域」はどこがちがうのか――地域間競争の時代』根本祐二(筑摩書房)読了

年代別の人口がどのように推移するかをグラフに描き(コーホート図)、その結果から地域の特性・問題点を把握し、人口減少・活気減退に悩む都市の処方箋とするというのが本書の主旨(だと思う)。とはいえ正直タイトルは「釣り」といっていいだろう。

最初に出てくる例は大変鮮やかでなるほどと唸らされるが、ページが進むにつれだんだんグダグダになっていき、拡散したまま終わる。

ただ、年代別人口の推移というのは重要な話だと思うけど、意外に見落とされている気もする。そこで俺もH17、H22の国勢調査を使って、地元のコーホート図を描いてみた(データの検索からグラフ作成まで所要時間は10分ほど)ところ、15~19、20~24の年代で急激に人口が増え、25~29で激減、その後は55~59までの年代で少し増えている、といった格好。

地元には大きな大学のキャンパスがあるので学生が流入。卒業と同時に就職のため他の地方へ行き人口が減るが、子育て世代がまた流入してくる――。非常に判りやすい話だった。

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『ブータン――「幸福な国」の不都合な真実』根本かおる(河出書房新社)読了

GNHで有名なブータン。国王の来日で騒がれていた頃、「実はあまり民主化されてないし、そんなに幸せでもないよ」といった話は、各所で指摘されてるのを見ていた。

本書はブータンの歴史をなぞりつつ、UNHCRで働いていた著者が自らも直接接したブータン難民の窮状を描いている。

著者も指摘しているとおり、スーダンやウガンダなどの難民に比べ緊急度が低いとはいえ、祖国から追い出される悲哀は察するに余りある。著者が語る難民キャンプでの苦労話からもそういったことがうかがえる(ただ個人的にはこの部分のウェイトを減らし、俯瞰した話を増やしてほしかった)。

日本は難民の受け入れに関しては国際的に大きく遅れを取っている。他方、日本の人口は減りつつある。人口問題と難民の受け入れ。直接とは言わないまでも、なにがしかの「きっかけ」にできないものか。

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