思ったことを徒然に。
- 冒頭タイコンデロガへ特攻する零戦のCGが流れたとき出た感想は「しょぼい……?」。VFXを期待して行ったのに……。
- ところがその後の赤城は素晴らしかった! 映像で当時の空母を見たことがなかったので、そのスケール感やディテールを堪能できて感動。
- 零戦の着艦シーンもよい。アレスティングワイヤーにフックを掛けるシーンなんかも興味深いし、リアルに思えた(ミリオタの方から見るとどうなのか判らないけど……)。
- 全通式甲板に書かれた「ア」の文字は好きだなあ。
- ミッドウェー海戦での爆撃による炎上(初期の誘爆はあんなもの?)。正規空母喪失のショックををまざまざと感じ取れた。
- 赤城には大満足。が、加賀・蒼龍・飛龍は登場せず。残念……。
- 期待していた海戦シーンはほぼこれだけ。翔鶴・瑞鶴も登場せず。原作から見てのシーン数では相当肩透かしだけど、赤城だけでも見に行ってよかったと思えるクウォリティだった。
- ラバウルでは坂井さんも西澤さんも登場せず。どんな人が演じるんだろうと思ってただけに、これには相当びっくりしたけど、いろいろ考えるとそういう構成もありなのかなと。
- いささか偏った嗜好はこれで満足させたとして、ストーリィは人間ドラマを全面に押し出し(当然の配慮だろう)、判りやすくなっていた。
- 宮﨑駿監督や井筒和幸監督も批判していたように、戦争のある種「きれいな部分(だけ)」を描いているというところについては、原作の感想で書いたのでスルー。
- 俳優についてはあまり知らないんだけど、主演の岡田准一くんは気に入った。動きがきびきびしていてよい。
- 最後になったけど、零戦もディテールにすごく気を遣っていたように見受けられた。戦局が進むにつれ、塗装が剥げていくさまは物悲しい。
- しかしそれでも空を飛ぶフォルムはとんでもなく美しい。スピットファイアーとかマスタングとかまったく比較にもならん。あれはホント美術品。
- というわけで、赤城を見られて満足、という作品だった。