『シュヴァルツェスマーケン 4 許されざる契りのために / 5 紅蓮なる弔鐘の中で』吉宗 鋼紀、内田弘樹(エンターブレイン)読了

内ゲバとBETA襲来で東ドイツの崩壊が迫り、息もつかせぬ展開が続く。「マブラヴオルタ」内でベルリン陥落という歴史は決まっているなか、それぞれのキャラクターがどのように行動し、それがどのように描かれるのか。興味は先へ先へと急ぐ。

キャラクターといえば、アイリスディーナの仮面にひびが入ったことは喜ばしいが、死亡フラグに見えて戦々恐々。

そしてメインヒロイン(?)カティアの空気っぷりにはさすがに哀れを催す……。

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2013-06-20のニュース

『シュヴァルツェスマーケン 3 縹渺たる煉獄の彼方に』吉宗 鋼紀、内田弘樹(エンターブレイン)読了

序盤ハーレム展開、中盤ミステリアス展開、終盤燃え展開と盛りだくさんで大満足。リィズの役割がまだはっきりとは見えないけど物語の根幹に関わるんだろう、多分。にしてもアイリスディーナがヒロインポジなのは嬉しいんだけど、噛ませ犬なんだろうな……。いや、希望を捨ててはいけない!

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2013-06-19のニュース

『シュヴァルツェスマーケン 2 無垢なる願いの果てに』吉宗 鋼紀、内田弘樹(エンターブレイン)読了

純粋すぎる理想を掲げた者が、それを達成するために何をなすべきか(何を捨て去らないといけないか)に苦悩する。その舞台は圧倒的な撤退戦。王道的展開で文句のつけようがない。

テオドールの決意は固まったようなので、今後、カティアがどんな選択を迫られるのか。そしてアイリスディーナが非情な決断を下すことがあるのか。それともそんな場面で何かしら違う姿を見せるのか。楽しみ。

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『シュヴァルツェスマーケン 1 神亡き屍戚の大地に』吉宗 鋼紀、内田弘樹(エンターブレイン)読了

やっぱ「マブラヴオルタ」の世界はいい。どうしてもパターンが似通ってしまうという欠点はあるものの、お手軽に(褒め言葉)さまざまな人間ドラマが描ける。こういった世界観を構築できた時点である程度の「勝ち」だよね。

本作品も燃える展開が続いて期待大。カティアの造形があまりにも人間として真っ当すぎることはほんの少しだけ気になるけど、テオドールとの対比やら、リィズとの重ね合わせやらを考えると十分に納得の範疇。これからいったん「折れる」のかもしれないしね。

ちなみに言うまでもなく俺はアイリスさん派です。

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